空き時間に働きたいけど、なかなか自分のスキルを活かせる仕事が見つからない。そんな人におすすめしたいのがココナラです。
ココナラはスキルのフリーマーケットと呼ばれていて、自分の持っているちょっとしたスキルに値段を付けて売りに出すことができるクラウドソーシングサービスです。
この記事では編集部がココナラを分析した結果と独自アンケートで見えてきた利点・欠点についてご紹介したいと思います。
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ココナラの基本情報
ココナラは、株式会社ココナラが運営しているクラウドソーシングサービスです。2012年1月に株式会社ウェルセルフとして創業し、社名変更などを経て、2016年には出品数が5万件を超える大型サービスに成長しました。
利用料金 | |
アカウント登録料 | 無料 |
システム利用料 | 10-25% |
報酬の振り込み | |
最低振込金額 | 161円 |
振込先金融機関 | ゆうちょ、その他各種金融機関 |
振込手数料 | 160円(3,000円以上の振込は手数料が無料) |
仕事の依頼形式 | |
タスク | なし |
プロジェクト | なし |
コンペ | なし |
その他 | 通常サービス、電話サービス |
利用者制限 | |
年齢制限 | なし |
認定制度 | あり |

編集部の着目ポイント
ココナラはクラウドソーシングサービスの一つですが、出品者が自分の得意なことを出品し、それを見た依頼者がオーダーをするという独特のスタイルを採用しています。
利用者層の中心は主婦や学生といったいわゆるアマチュアの人たちで、似顔絵やイラストの作成、ゲームの声当て、占いといった個性豊かなサービスがあたかもフリーマーケットのように出品されています。
一般的なクラウドソーシングサービスとは異なり、自分で自分のスキルをアピールして選んでもらうというスタイルなので、思うように仕事が来なかったり、逆に仕事が殺到して手が回らなかったりと、仕事のコントロールが難しいことも特徴の一つです。
スキルを活かして楽しく仕事がしたい人にとってはぴったりのサービスですが、色々な人がサービスを日々出品する中で同業者に勝ち抜き、ココナラ一本で生計を立てるほど売り上げる、というのはなかなか大変なようです。
自分で自由に仕事を決めることができる
ココナラの最大のメリットは、仕事の内容や値段を自分で自由に決めることができる点です。
外注案件のように企業の業務を請け負う仕事だと、データ入力や記事作成など型にはまった案件ばかり募集されていて、自分のスキルを十分に活かせない、といった悩みがあります。
ココナラでは、既存の枠にとらわれずアイデア一つで新しい仕事を作り出すことができるので、ちょっとしたスキルでも収入につなげることができます。また、値段も自由に設定できるので、自分が持っているスキルの価値を試すこともできます。
ゆるい雰囲気で気軽にチャレンジできる
ココナラは出品者、依頼者共に個人で利用していることが多いため、納期・クオリティに対してシビアだったり、仕事にスピード感が求めたり、といったビジネス的な雰囲気はあまりありません。
どちらかというと相談し合って仕事の内容を決め、それに対して謝礼を払うというゆるい感じが多い印象です。
ランサーズやクラウドワークスのようなサービスでは、一般企業がビジネス目的で仕事を依頼しているため、テンプレにきっちり沿って作業するなど、ビジネス的な雰囲気を強く感じることがあります。
ココナラは、例えるならばフリーバーゲンに近く、各個人が自由に気ままにスキルを商品にしています。スキルを売るという経験を積み重ねていくと、自分に自信もつきますし、将来の仕事に役立つ可能性もあります。
稼げるジャンルが偏っているのはマイナスポイント
利用者のジャンルが偏っているという点で、もしかしたら少し使いづらさを感じるかもしれません。
ココナラの利用者は女性が多く、依頼内容も占いやイラスト制作に偏りがちです。占いやイラスト制作のサービスを出品している人は仕事に困らないかもしれませんが、それ以外のサービスを出品している人は、なかなか仕事を受注することができず悩んでしまうかもしれません。
自分で仕事を決めることができるという点は、逆にデメリットにもなり得ますので、出品する前にしっかり作戦を立てておきましょう。
ココナラの口コミと評判
ココナラの評判についての独自にアンケートを実施したところ、次のような口コミがありました。

40代 専業主婦(在宅ワーク歴:1年未満、月収:5万円以上、10万円未満、出品したもの:アイコン、イラスト)
今やネット交流でSNSが主流となっているので、ここで欠かせないのがアイコンだと思います。アイコンをイラストにしたい方は多いので、イラストを描くスキルさえあれば簡単に出品できます。
クラウドワークスと比べて堅苦しくないイメージなので、使い勝手もいいような気がします。あとリクエストボードを見ると、どんなものが求められているのかわかるので、制作の手助けや参考になります。
30代 会社員(在宅ワーク歴:1年未満、月収:1,000円以上、5,000円以下、出品したもの:占い、ライティング、アフェリエイト)
クラウドワークスも登録していますが、ココナラはより多岐にわたって稼げるのでそういう点で面白味があります。
得意だけど仕事に生かすほどではないということや、本業とほぼ同等のことまで色々な分野で働ける感じです。サービスを出品した分はそのまま評価として返ってくるため、頑張ろうと思えますし、評価が上がるとやって良かった、もっと上を目指したいと自ら目標をたてることが出来ています。自分の可能性を引き出しつつ稼げる仕事はなかなかないので貴重です。
40代 会社員(在宅ワーク歴:1年以上、3年未満、月収:1,000円以上、5,000円以下、出品したもの:引き寄せノート)
"手軽に自分が思いついたもの、作ったものが販売できること、実名が分からず販売できることが良いことだと思います。
思いついたものを売れるというサイトを知らなかったので、ココナラを知ったときは衝撃的でした。販売数が上がれば、外に仕事に出なくても家で仕事ができるので、子供が小さい人でもすぐに始められる仕事だと思います。
場所も時間も選びませんので、家族に迷惑をかけることなく稼ぐことができる素晴らしいサイトだと思います。"

40代 パート・アルバイト(在宅ワーク歴:1年未満、月収:1,000円未満、出品したもの:占いサービス)
初めての私でも登録からプロフィールなどの入力順序まで分かりやすかったです。
他のサイトは途中で断念してしまったこともありましたが、ココナラは最後まで自分で理解しながら進められました。そのあともメールなどでお知らせが届き、クーポンもマメに届くのでそれを利用して自分もサービスを利用したりしました。
ただし自分のサイトは内容が中途半端なのか来客がありません。
20代 自営業(在宅ワーク歴:1年未満、月収:5,000円以上、1万円以下、出品したもの:小説の執筆、音声作品の台本作成)
特にないと思ってはいますが、登録しても思ったよりサービスを購入してくれる方が少ないぐらいでしょうか。
また以前お仕事の詳細を聞きお断りした方から、今度は相談もなしに(お仕事の内容は全く一緒で)購入をされたことぐらいです。
ブロック機能ではありませんが、お仕事の詳細を聞いた段階で相手には通知が行かないような形で相談中の応対態度など、評価として残せるようになってくれると助かります。何度もお断りをするのはこちらの精神上よろしくないので。
編集部コメント
全体的に良いところとして、「思いついたものを売れる」、「自分の可能性を引き出しつつ稼げる」といった声が多く挙がりました。一方、悪いところとして「思ったより稼げない」、「自分の商品をうまく表現できない」などの声が目立ちました。
また、月収換算で見ると1,000円以上、5,000円以下の人が多いですが、一方で5万円以上を稼いでいる人もいました。
ココナラの総合評価は星4

好きなようにサービスを出品できることは、一見すると自分にとって有利な気がしますが、実際は同業者との競争やジャンルの偏りもあり、稼げるようになるまで苦労することが多いようです。
得意なことを活かしてちょっとお小遣いを稼ぐ。自分のスキルを試しながら将来に向けて実践経験を積んで行く。そんな使い方をすると、ココナラのメリットを十分に活かすことができると思います。
スキルを出品するというおもしろいサービスなので、少しでも気になった方はぜひ登録してみましょう。
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