あなたは出品代行という仕事を知っていますか?
出品代行とは、依頼者に代わってネットオークションやフリマアプリ、ネットショップに商品を出品する仕事のことで、すべての作業が自宅でできることから、自由なライフスタイルを目指す人に人気の働き方です。
この記事ではそんな出品代行について、その仕事の中身や収入・求人など気になる情報をまとめて紹介します!
また、ちょっと怪しい仕事?と思っている人は必見の詐欺に引っかからないための注意点もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

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出品代行は在宅作業で完結する仕事
出品代行は、依頼者に代わって商品の情報を入力したり、画像を加工したり、梱包・発送作業などを行います。
ヤフオクやメルカリなどに出品したことがある人はわかると思いますが、これらは結構「手間のっかる」作業です。
依頼者はこの「手間のかかる」部分をほかの人にお願いすることで、商品の仕入れなどより重要な作業に集中することができます。
まずは出品代行のメリット・デメリットを整理しましょう。
メリット
- 自宅の好きな時間に仕事ができる
- 仕事量を調節できるので家事や育児と両立できる
- パソコンがさえあれば仕事ができる
- 自分のがんばり次第で収入が増える
- 初心者でもできる
デメリット
- スケジュールを自分で管理する必要がある
- 自分のアカウントを提供する場合がある
- 商品在庫を保管する場所が必要になる場合もある
出品代行の基本的な仕事の流れ
まず、商品を出品してから顧客に納品するまでの一般的な流れを説明します。
- 売り出す商品を選定する
- 商品を仕入れる
- 商品の説明文を書いたり画像を加工する
- インターネット上にアップする
- 商品が売れたら顧客とやり取りをする
- 商品を梱包して発送する
- 評価する
この中で出品代行が担当するのは②~⑥の範囲です。どこまでの作業を代行するかは案件によって変わります。
いくつかの例をご紹介します
③~④商品情報の入力のみ請け負う案件
商品情報の主な入力作業は以下の2つです。
- 商品の写真を編集して見栄えの良い画像をサイトに載せる
- 商品説明文を入力したりアレンジしたりする
商品画像は売り上げを左右するとても大事なものです。写真は出品者から送られてくるので、商品が魅力的に見えるように加工します。
写真の加工に高度なスキルは必要ありません。無料ソフトで少し加工する程度なので、慣れさえすれば初心者でも時間をかけずにできます。
説明文は、出品者が書いたものをコピペする場合と説明文をアレンジして人目を引くような文章を自分で考える場合があります。
この作業の良い点と悪い点をまとめてみました。
良い点
- 難しくない単純作業なので初心者でもできる
- 案件自体の数が多い
悪い点
- 単純作業なので飽きやすい
- 単価が低い
商品情報の入力だけなら単純作業なので、初心者はまずこの案件からはじめることをおすすめします。
②~⑦商品の仕入れから評価まで請け負う案件
商品の仕入れから、入力作業、顧客とのやり取り、梱包発送、評価までの一連の流れを請け負う案件もあります。
良い点
- 仕事の範囲が広いので単価が高い
- 仕事の範囲が広いので飽きずに続けられる
悪い点
- 商品在庫を依頼者の店まで取りに行く場合がある
- 自宅に商品在庫を保管するスペースが必要
- 仕事の範囲が広いので慣れるまでが大変
- 販売した商品に対して責任を持たなければならない
- 個人情報の開示を求められる場合がある
顧客とのやり取りや商品発送まで請け負うと仕事に対する責任が増えます。単価は高くなりますが、トラブル対応なども仕事に含まれるため注意しましょう。
出品代行ならちょっとしたお小遣い稼ぎができる
さて、出品代行の収入はどのくらいでしょうか?
副業・内職に近い仕事なので高収入とまではいえませんが、インセンティブが入るとお小遣い稼ぎには十分な収入になります。

③~④商品情報の入力のみ請け負う案件
報酬は1商品あたり10〜100円前後で、プラス売上の〇%という形でインセンティブが入る場合があります。
また、入力作業を丁寧にすれば売上アップにつながることもあります。
慣れないうちは1商品あたり30分以上かかることもありますが、慣れてくれば5分前後と大幅にスピードアップします。
時給に換算すると500円前後ですが、毎日2時間程度でも月に2~3万円ほどになるのでちょっとしたお小遣い稼ぎになります。
案件自体も多いので自分のペースと相談して仕事量を決めることもできます。
②~⑦商品の仕入れから評価まで請け負う案件
報酬は1商品あたり100~200円、プラス売上の〇%という形でインセンティブが入る場合があります。商品情報の入力のみ請け負う場合と比較すると、かなり単価がアップします。
仕事量は増えますが、同じ作業をするわけではないので飽きずに続けやすいかもしれません。
時給に換算すると800円前後で、月に5万円ほどの収入が見込めます。
一方、この案件は収入が増える代わりに仕事に対する責任も増えます。単価が高いのは責任の重さも反映されていると考えてください。
出品代行の仕事を探すには?
出品代行の仕事は、クラウドソーシングサービスと求人情報サイトの2通りから探すことができます。
クラウドソーシングサービスで探す方法
クラウドワークス、ランサーズ、シュフティなどのクラウドソーシングサービスを利用すると簡単に出品代行の仕事を探すことができます。
クラウドソーシングサービスは今注目されている新しい働き方の1つで、誰でも気軽に始めることができます。
以下はクラウドワークスの例ですが、無料登録後に「出品代行」で検索すると、該当する案件を沢山見つけることができます。

クラウドワークスの検索例
クラウドソーシングサービスのなかでもクラウドワークスは有名で信頼性も十分です。初めての人は、まずはこちらに登録してみるとよいでしょう。
クラウドワークス
クラウドワークスは、今最も注目されているクラウドソーシングサービスです。創立は2011年と十分な運営実績があり、とても使い勝手が良く、初心者向けから上級者まで利用できます。
誰でも無料で簡単に登録出来ますし、公開されている案件が多いのですが、案件の総数ではランサーズよりも少し劣っています。一方で仕事の職種はランサーズよりも広く、様々な職種の人が利用しています。
また、クラウドワークスは1つの案件に対して複数名採用することができるのも特徴のひとつといえます。
ワーカーが支払うシステム手数料は報酬額に応じて5~20%となっています。
求人情報サイトから応募する方法
タウンワークなど大手の求人情報サイトには、出品代行の仕事が多数掲載されています。誰でも無料で登録できて案件も豊富なため、出品代行に興味がある人はぜひチェックしてみましょう。
タウンワーク
タウンワークは知名度抜群の大手求人情報サイトです。「バイトするならタウンワーク」というフレーズを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
昔は求人といえば、新聞の折込チラシやフリーペーパーで見つけていましたが、最近はネットにも力をいれており、自分の条件にあった仕事を絞り込みながら探すことができます。
バイトルやマイナビバイトなど競合他社と比べて求人数がダントツに多いため、少し代わった仕事も見つかりやすい印象です。
登録は無料なので、まだアカウントがない人はぜひ登録してみましょう。
詐欺・悪徳業者に注意してください!
世の中には出品代行を利用して詐欺を働く悪徳業者がいます。
特に、出品代行者のアカウントを使った仕事を依頼するクライアントは要注意です。
たとえば、自分のアカウントを使ってオークションの出品代行をしている、とします。
入力作業を行い商品を出品後、しばらくしてから落札されました。
落札者から商品代金が自分の口座に振り込まれたので、商品代金から自分の報酬を差し引いた金額を出品者の口座に振り込みました。
それと同時に出品者には「落札代金が振り込まれたので商品を発送して下さい。」と連絡をします。
しかし、出品者からは返答がありません。電話をしても通じません。結局その後も連絡がつくことはありませんでした。
落札者からは「代金を支払ったのに商品が届かない!」と苦情が入ります。
落札者に商品が発送できない事情を説明しましたが、そんな事情は落札者には関係ありません。このケースは出品者に報酬をもらうどころか、逆に自腹で商品代金を返金するはめになってしまいました。
出品代行ではこのような詐欺行為が横行しています。
トラブルを未然に防ぐためにも、信頼できる依頼者を選んでください。依頼者の実績や評価は必ず確認してから応募するようにしましょう。
この記事のポイントをおさらいしましょう!
この記事のポイントは以下のとおりです
- 出品代行は自宅でできるので、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。
- 初心者には商品情報の入力作業をおすすめします。
- 出品代行者のアカウントを使った仕事を依頼するクライアントには気を付けてください。
- 収入は月収2万~5万円ほどで、ちょっとしたお小遣い稼ぎになります。
- 仕事はクラウドソーシングか求人情報サイトを使って探しましょう。