近年クラウドソーシングサービスなどを使って、在宅ワーカーとして活躍する主婦の方が増えています。この記事を読んでいるみなさんの中にもすでに在宅で仕事をしている、なんて人もいるのではないでしょうか?
現状よりもっと仕事の幅を広げたり、収入をアップしていきたい。そんな人におすすめなのが資格取得です。
この記事ではこれから在宅ワークを始めたいと思っている、もしくは、在宅ワーカーとして既に活躍している人を対象に、取得しておくと便利な資格についてご紹介します。
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在宅ワークは資格があると有利?
在宅ワークには、初心者や特別なスキルがなくても出来る仕事がたくさんありますが、資格を持つことは確実に有利に働きます。
- より良い条件や報酬で仕事をすることが出来る
- 仕事の幅が広がる
- スキルを持っていることの客観的なアピールになる
クラウドソーシングサービスのプロフィール欄に持っている資格を書くだけで、スカウトされやすくもなりますし、仕事に応募した時の選考に有利にも有利に働きます。在宅ワークをするなら、ぜひ資格を取得しましょう!

在宅ワークにおすすめな資格5選
では、在宅ワークで働く主婦におすすめな資格としてどのようなものがあるのでしょうか?おすすめのものを5つを紹介します。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOS
MOSとは「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の略です。マイクロソフト社のオフィス製品(WordやExcel、Power pointなど)を使いこなせるスペシャリストを認定する試験なので、取得しておくとこれらのソフトを使いこなせることの証明になります。
在宅ワークの中でもデータ整理やデータ入力などの仕事は需要が高いため、資格があればより良い条件で契約することもできます。また、クライアントへの客観的なアピールのみならず、自分がパソコンで仕事をする時の作業効率も上がりますので、在宅ワーカーにとって相性の良い資格です。
MOSは民間の資格になりますが、世界共通の認定証もあるので世界に通じるスキルということにもなります。また、比較的難易度が低いので初心者にとっても挑戦しやすい資格かもしれません。
日商簿記

日商簿記
日商簿記は経理のスキルを認定する資格になります。
経営状況や財務状況をすべて把握し記録するのが簿記になりますので、このスキルを持つ人は企業にとっては欠かせません。
日商簿記は1級から3級までありますが、3級は少し勉強をするだけですぐに取れますので、持っていてもあまり役立つことはありません。実際に求められるスキルは2級からなので、資格を取るなら2級以上の取得を目指しましょう。
1級ともなると相当な難易度になるので、資格を持っているだけでかなりのアピールになります。在宅のみならず、いざ就職するときにも役立ちますよ。
TOEIC

TOEIC
TOEICは比較的聞きなれた言葉かもしれません。もしかしたら、学生の頃に挑戦した人もいるのではないでしょうか?
ご存知の方も多いかもしれませんが、英語のスキルを認定する世界共通のテストです。
スコアで英語の実力がわかりますので、高いスコアを提示するだけで翻訳の仕事などが決まりやすくなりますし、報酬も上がります。具体的にはスコアが800点以上あると、翻訳者としての実力をアピールできるようになります。
ただし、一から勉強をはじめてTOEIC800点というのはそれなりに難易度が高いので、今すぐに英語のスキルを身に着けて仕事がしたいという人にはおすすめしません。今までにTOEICを受けたことがあって良いスコアを持っている人、英語が好きな人や得意な人が800点越えを目指し、翻訳スキルの裏付けとしてTOEICの点数をアピールすることをおすすめします。
TOEICとは異なりますが、日本翻訳協会が主催している「JTA公認翻訳専門職資格試験」や日本翻訳連盟が主催している「JTFほんやく検定」という資格もあります。英語の実力がある方はこちらの資格も取得しておくと良いでしょう
Webデザイナー系の資格

ウェブデザイン技能検定
Webデザイナーはホームページやバナー、Web広告などを作成する仕事です。
そんなWebデザイナーを目指す人に一番おすすめの資格はウェブデザイン技能検定です。厚生労働省から認定されているWebデザイン系唯一の国家資格なので認知度も高く、仕事の選考にも有利に働きます。
他にも、Webデザイナー検定試験、Webクリエイター能力認定試験、Photoshopクリエイター能力試験など様々な資格があるので、実力が付いてきたら他の試験を受けてみるとよいのかもしれません。
ウェブデザイン技能検定の合格率は3級 60~70%、2 級 40~50%、1 級 10~20%となっています。3級は難易度も低いので、デザイン系の仕事に興味があれば取得することをおすすめします。
Webライター系の資格

Webライティング能力検定
Webライターはインターネット上に公開する記事を作成する仕事です。
クラウドソーシングサイトなどにはホームページやブログの記事作成、アンケート、体験談作成などの仕事が溢れていますが、これらの記事作成に必要なライティングのスキルを認定するのが日本Webライティング能力検定(旧Webライター検定)になります。
検定では3級、2級、1級があり、点数によって級が決まりますが、内容はそこまで難しいものではないようです。
普段、ブログを書いていたり、サイトを運営している人にとってはライティングは当たり前のような技術ですので、これからライターとして活躍していきたいと思っている人にとっては丁度良い資格だと思います。
また、クラウドソーシングサイトの中には独自の認定資格を持っているところもあります。(ランサーズの認定ランサーなど)プロライターと認められると高額な報酬の仕事が回ってきやすくなりますので、ぜひ取得することを目指しましょう。

資格取得への近道
主婦が資格を取得するためには、どのような方法をとるのが一番近道なのでしょうか?在宅で資格を取る方法について考えてみましょう。
書籍を買って独学で勉強する
独学で勉強する1番のメリットはお金がかからないことです。通信講座やスクールに通うと、それなりのまとまったお金が必要になりますが、独学の場合は書籍代しかかかりません。
しかし、よほどの強い意志がない限り独学はおすすめ出来ません。
独学では資格の受験日をまずは決めて、その日に向かって勉強の計画を立てていきますが、計画通りに進めるってなかなか難しいですよね。計画を立ててからは黙々と勉強をすることになりますが、誰も管理してくれませんので自分との戦いになります。
やり遂げるということは大変だからこそ、独学で資格を習得すれば喜びもひとしおだと思います。しかし、途中で投げ出してしまいそう、という方は次の通信講座を活用することを視野に入れてみましょう。
通信講座を受講する
主婦の中では通信講座を受講して資格を取る人が一番多いようです。
大手の通信講座といえば、ユーキャンやニチイ、たのまな(ヒューマンアカデミー)などが有名ですね。
独学で勉強するのとは異なり、わかりやすく要点をおさえたテキストが配布されますし、添削課題では講師から的確なアドバイスが受けられます。
通信講座は独学よりはお金はかかりますが要領よく勉強できますし、モチベーションの維持もしやすいという利点があります。

だからこそ合格したときの喜びも大きいですよね。
規定通りに講座を終了したにもかかわらず不合格だった場合、受講料が返金される制度を設けているところもあります。各社ともそれぞれ特色を出して通信講座を開設していますので、まずは気になる資格の資料請求をしてみたらいかがでしょうか?
この記事のポイントをおさらいしましょう!
この記事のポイントは以下のとおりです
- 資格を持っていると、より良い条件で仕事が出来る、仕事の幅が広がる、良いアピールになる、など在宅ワークでも有利になります。
- 主婦にとりやすい資格としては、MOS、日商簿記、TOEIC、Webデザイナー系の資格、Webライター系の資格などがあげられます。難易度が高くない資格もありますので、自分の得意分野から挑戦してみましょう。
- 資格取得への近道として、独学よりも通信講座をおすすめします。
- 独学でも通信講座でもやり遂げることが大切なのは変わりません。モチベーションを維持しながら、資格の取得を目指しましょう。